投資から得た教訓

私がFXで負け続ける中、ある人が私に助言をくれました。彼は、投資ファンドの会社を作るのを夢見ていた方です。

彼は、私に言いました。

「そんなFXで、大勝ち狙うから負けるんですよ。FX利益なんて1日1%でいいじゃないですか?FXなんてそれで十分ですよ。毎日1%。僕はそう思っていますよ。」   

たしかにそのとおり。彼の言うとおりでした。私は、彼の意見に納得しました。納得したはずでした。

しかし、入るお金は全てまた投資に使われました。いつもいつも少し勝ってる。

でも、そのままポジションキープしたり全力でロングしたりして、反対方向に触れて少しのお金がパーになる。

1万勝ったら必ず3万負ける。そんな生活がずっと続いていました。

「1%、毎日で365%。まあ、そうはいかなくても勝てる日にこつこつと、これで十分じゃないか。負けないのが一番。」

私はそう思ったはずでした。

会社から辞めたときの最後の給料をまた外貨につぎ込みました。今度はレバレッジ50倍です。

少しの振れで死んでいくこの現状を、私はある先生に注意され、少し抑制が効きました。

しかし、指標があるたびに投下したくてしょうがなくなりました。

そういうときに限って、自分の思い通りにレートは動いていくんです。本当に思い通りに動いていきます。

「投下していたら莫大な利益だ!しかしポジション持つのはやめるんだ!」心の中でなんとか聞かせました。

しかし、どうしても投下したい衝動に負けるときがありました。

そして、このままでいけると思い、また再投下。そして、また自己嫌悪でした。

昨年の新年早々、少しだけ勝ちました。さらなる投資は控えてみました。

しかし、もし予想通り投下していたら勝っていたんです。

でも、すぐにポジション持とうとしなかった自分に少し褒めてみたりしました。

昨年になって、一回目のアメリカの利下げで急騰したドルを、もう少し伸びる、もう少しと思い、

儲けてる瞬間の決済を決断できず、急降下でドルは落ちました。

また、上がるのを信じ、追加証拠金を投与しました。しかし、結果は無残でした。昨年初のロスカットでした。

そしてFXを始めたきっかけの、記事の冒頭にも書いてある2008年1月31日、25日に入った給料を全部スッてしまいました。

自分の張ったヤマから反対にどんどん落ちていきました。チャートの線を見ながら損切りも出来ず、

ただただ急落していくのを追いながら、何も出来なかったんです。

心が狂いそうになりながら、急落していく、どんどんなくなっていく金をただただ見つめていました。

ついに私は死んだと思いました。最高時1100万円(含み益含む)あったお金はそのとき手元に7万円しかなくなったのです。

これからどうやって生きていくんだ、という状態でした。反省する点は腐るほどありました。してもしても有り余るほどでした。

私は野村克也書「勝者の条件」という本より、人間は失敗というものは失敗を起こす前から70~80%は予測できているということを学びました。それなのに私は、なぜ自分の没落を防げなかったのか?

私は、予測出来ていたことが多分にあったんじゃないのか?なのに、なぜ止めれなかったのか?と後悔しました。

この失敗の最大の要因は、まず「ギャンブルの負けはギャンブルで取り返す!」みたいな考えを持っていたからだと思います。

一言で言うと、自分自身の欲に負けたということですね。投資も人生も一緒で、どこで見切りをつけるかという自己ルールの構築、そしてそれを厳守する信念、ここをしっかりしておくことこそ成功するための絶対条件だと改めて気付きました。

そして、運用成績を上げるためには、変に熱くならず淡々と作業として処理するようなスキルが必要だと思いました。

売買差益もいいですが、空売りはトレンド時(ナイアガラ時)のみ、ロングするなら底値と判断できたときに、

レバレッジを以前みたいなハイレバレッジでなく効かせ、スワップ目的でいく。

このように、自分のルールに対して忠実に「作業」していく必要性をこの失敗から私は学ぶことが出来ました。

これからFXを始めようと思ってらっしゃる方は是非、まずご自身のルールだけは決めておかれることをお奨めします。